陸奥湾海況情報

No.643

2007年9月4日


15m層 日平均水温の推移 

今期の概況(8月28日〜9月3日)
水温は、平舘ブイでは全層で低下し、その程度は1m層で1.5℃、15m層で1.0℃、30m層〜底層で2.0℃でした。青森ブイでも全層で低下し、その程度は1m層と底層で1.0℃、15m層で1.5℃、30m層で2.2℃でした。東湾ブイでは1m層で1.4℃低下し、15m層で変動はなく、30m層で1.7℃昇温し、底層で2.0℃低下しました。流れは、平舘ブイでは1ノットを超える南下流が、29日に4m層〜30m層で観測されました。東湾ブイでは3日に4m層でおよそ1ノットの北上流が観測されました。また東湾ブイの底層では、9月1日から2日に4mg/l以下の低酸素状態が観測されました。
9月3日の日平均水温は、平舘ブイの1m層〜底層で18.2〜22.5℃、青森ブイの1m層〜底層で18.3〜22.9℃、東湾ブイの1m層〜底層で16.1〜23.0℃でした。
8月26日〜31日の半旬別平均水温は、平舘ブイでは1m層〜30m層で『やや高め』、底層で『平年並み』、青森ブイでは全層で『やや高め』、東湾ブイでは1m層と30m層で『やや高め』、15m層で『平年並み』、底層で『かなり高め』でした。

 

今後の見通し
気象台発表の9月1日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の平均気温は高い、日照時間は東北日本海側で少ない、東北太平洋側で少ないまたは平年並みとなっています。また週別の気温は、1週目、2週目とも平年並みまたは高いとなっています。陸奥湾の9月1日〜5日と9月6日〜10日の半旬別水温は、東湾ブイの30m層を除き概ね『平年並み』になるものと考えられます。