ゼネラル・レクラーク

~ 大きくゴージャスな黄金色の果実! ~

レクラークTOP画像

 

とろける果肉!滴る果汁!優美な香り!
「ゼネラル・レクラーク」です。
フランス生まれの青森育ち、青森県が全国一位の生産量を誇るブランド品種です。
県内産地では9月下旬から10月上旬に収穫時期を迎えますが、市場に出回るのは11月から12月ころになります。 実は収穫したての果実は緑色、果肉は硬く、かじると ガリガリ 。
果汁も少なく、ちっとも美味しくありません。
「予冷」と「追熟」の時間を過ごして、繊細な舌触り、芳醇な味わいの「ゼネラル・レクラーク」へと生まれ変わります。
山形の「ラ・フランス」や新潟の「ル・レクチェ」など、他産地のブランド品種との食べ比べを是非お愉しみください。
「予冷」「追熟」:収穫した西洋なしを一定の期間冷やしてから適切な温度で保存することで、とろける食感の熟した果実になります。
食べ方としては、そのままがおすすめ。きちんと追熟されたものは冒頭のフレーズ通り楽しめます。 残念ながら旬の時期が短いので、ジュースや缶詰などが南部町の生産者から販売されています。
また、コンフィチュールやコンポートなども商品化されています。 そして、県内のワイナリーからスパークリングワインも販売されていますので、生食以外でもお楽しみいただけます。

 

追熟前後比較

 

《 「ゼネラル・レクラーク」は青森育ち 》

ゼネラルレクラークは、1950年ころにフランスで発見された品種で、幻の洋なしと言われるドワイエネ・デュ・コミスの自然交雑種と言われています。 青森産技の りんご研究所の県南果樹部(当時の名称は「畑作園芸試験場果樹部」)が、パリ近郊アンジェにあるフランス国立果樹研究所から昭和52年(1977年)に導入した品種です。
海外から導入した様々な西洋なし品種を栽培し、その中から「青森ブランド」の候補として選びました。
その後も研究所では、青森の土壌・気候に合った栽培や病害虫被害防止の方法、収穫時期の判定方法、最適な追熟方法、 より美味しくなる貯蔵(保存)方法、収穫時期判定指標の最適化など、多くの試験を重ねました。
こうして得た情報・技術を活用し、地元の生産者等がつくりあげた、青森県が誇る果物のひとつです。