星の金貨®(ほしのきんか)(あおり15)
~ ぜひ試してほしい皮ごと丸かじり! ~
~ すぐ美味しい!ずっと美味しい! ~

ちょっと小振りで手のひらサイズのこの黄色い品種は、“食べきりサイズのりんご”が欲しいという人にお勧め。 “一人で丸かじり”、“二人で半分こ”にぴったりです。
皮が薄くて果肉が程良い硬さなので、丸かじりの“プシュ、ジュワッ”という感覚が最高です。 傷つきやすいので、とても大切に収穫されています。
上品な甘さ、程よい酸味、柔らかな香り、味のバランスが良く、飽きない美味しさです。 甘味好きな人も、酸味好きな人も一度お試しあれ。
「星の金貨®」は、他に類を見ない驚異の貯蔵性を持っています。 なんと、採れたての10月下旬から約8か月もの間、普通冷蔵※で美味しさが保たれます! “すぐ美味しい~♪ ずっと美味しい~♪” です。
2006年に市場デビューし、流通量は少ないもののファンは多い品種です。
星の金貨とふじの果実品質の比較


※普通冷蔵とは:
りんごの貯蔵施設が青森県内には沢山あり、出荷まで収穫されたりんごを新鮮な状態で保ちます。 見た目は土蔵、実はりんご専用の冷蔵庫というものも多くあります。
りんごの業務用冷蔵庫では、0℃前後の温度で加湿して鮮度を保ちます。 酸素と二酸化炭素の濃度も調整しているのが“CA貯蔵”で、調整しないのが“普通冷蔵”です。 品質保持期間は、普通冷蔵よりCA貯蔵の方が長い品種が多いのですが、「星の金貨」は普通冷蔵でCA貯蔵並みの驚異的貯蔵力をみせる珍しい品種です。
青森県りんご試験場(現産技センターりんご研究所)が1970年に 「ふじ」と青り3号(東光×リチャードデリシャス)を交配して育成し、 2004年に「あおり15」として品種登録しました。「星の金貨®」は商標名です。 「星の金貨®」のデビュー当時、市場では「りんごは赤」と言われていました。 そこで、「美味しい黄色りんご」を世に出すため様々な研究やプロモーション活動に取り組み、 今ではお馴染みの「きおう」や「トキ」など黄色品種の人気にもつながっています。
近年は黄色品種の売れ行きも良くなってきたようです。 もとより“りんご通”には人気の「金星(きんせい)」「サン陸奥」、 国や大学で育成された「もりのかがやき」「はるか」「こうこう」「きみと」、そして新旧定番の「王林(おうりん)」と、黄色りんごの世界も楽しさいっぱいです。
黄色いりんご応援隊!ちょっと詳しい話はこちら ↓↓↓
黄色品種の美味しさを販売につなげたいと、りんご試験場では関係者らと連携して黄色品種のプロモーション活動に取り組みました。「並べておいても黄色りんごは手に取ってもらえない」との販売店の声に、「食べてもらえばわかる」「消費者はおいしければ買ってくれる」との声が上がり、「試食販売」に力を入れる動きが加速しました。「黄色品種は収穫のタイミングが判り難い」との生産者の声には、青森県りんご協会と共に「青森県黄色品種標準カラーチャート」を開発し、県や関係団体と共に普及に努めました。 収穫の「適期」を示すこのカラーチャートは、「きおう」「トキ」「シナノゴールド」「ぐんま名月」にも対応し、青森県で生産される黄色品種の高品質化に貢献することとなりました。