浅海定線調査　陸奥湾定線の観測結果報告

陸奥湾の12月の海況概況 　　　　　　　　　　　

　 　　　　　　　　　　　　　　　　（2006年12月5,6日 観測）

(実　況）(天候不良のため、St.1,2のみ観測) 　

　透明度はSt.1,2ともに10mでした。 　
　水温、塩分は、それぞれ表層（5m）で13.3,12.2℃、33.21,33.20、中層(20m)で13.0,12.5℃、33.21,33.20、底層（海底上2m）で13.0,12.2℃、33.21,33.18でした。 　
　水温の水平差は5m層で1.1℃のほかは0.5〜0.8℃で、鉛直差はそれぞれ0.4,0.3℃でした。
　塩分の水平差は0.01〜0.03で、鉛直差はそれぞれ0.01,0.02でした。 　
　溶存酸素量は、St.2の全観測層で8mg/L未満(飽和度92%)、St.1では底層でも8.2mg/L(飽和度96%)でした。 　
St.2の40m層〜底層にはその上層より低温低塩の水が分布しています。

(前回差） （前回11月20,21,27日調査）

　水温は、St.1,2とも全観測層で前回より低下し、前回差は-3.4〜-1.7、塩分は、前回並または低下(前回差-0.12〜+0.09)しました。 　
　底層の溶存酸素量はともに前回より増加しました(前回差+0.2〜+1.0mg/L)。

(平年差）　(平年値は1972〜2005年の観測値の平均値、St.1〜6のみ)
　
　透明度はSt.1,2ともに平年差-4mで平年よりかなり低め。 　
　水温は、St.2の20m層以浅で平年並み(平年差+0.2〜+0.5℃)、St.1の5m層でかなり高め (平年差+1.5℃)のほかは平年よりやや高め(平年差+0.6〜+1.3℃)でした。 　
　塩分は、St.1で平年よりやや低め(平年差-0.33〜-0.34)、St.2でかなり低め (平年差-0.33〜 -0.38)でした。

12　月　観　測　結　果　表
観 測 点 1 2 3 4 5 6 A B
位 置 N 　40ﾟ56.5′ 41ﾟ03.1′ 41ﾟ03.6′ 41ﾟ04.1′ 41ﾟ07.8′ 40ﾟ5.08′ 41ﾟ10.6′ 41ﾟ10.6′
　　　　　　 E 140ﾟ46.0′ 140ﾟ45.9′ 140ﾟ53.4′ 141ﾟ02.9′ 140ﾟ59.2′ 141ﾟ06.5′ 140ﾟ41.0′ 140ﾟ43.5′
水 深(m) 47.0 53.0 52.0 47.0 40.0 39.0 58.0 69.0
観測月日 2006.12. 5 2006.12. 6 　 　 　 　 　 　
観測時刻 10:33 10:01 　 　 　 　 　 　
天　　気 O BC 　 　 　 　 　 　
雲　　量 10 7 　 　 　 　 　 　
気　　温(ﾟC) 6.8 4.9 　 　 　 　 　 　
気　　圧(hPa) 1021.0 1029.0 　 　 　 　 　 　
風向風力 SW5 W5 　 　 　 　 　 　
波浪階級 3 3 　 　 　 　 　 　
水　　色 6 4 　 　 　 　 　 　
透 明 度(m) 10.0 10.0 　 　 　 　 　 　
水 温（℃） 0 m 12.90 12.40 　 　 　 　 　 　
5 m 13.31 12.22 　 　 　 　 　 　
10 m 12.98 12.41 　 　 　 　 　 　
20 m 13.00 12.47 　 　 　 　 　 　
30 m 13.04 12.47 　 　 　 　 　 　
40 m 13.01 12.41 　 　 　 　 　 　
50 m 　 　 　　 　　 　　 　　 　　 　
底層 13.00 12.23 　 　 　 　 　 　
塩 分 0 m 33.205 33.200 　 　 　 　 　 　
5 m 33.215 33.199 　 　 　 　 　 　
10 m 33.205 33.203 　 　 　 　 　 　
20 m 33.207 33.199 　 　 　 　　 　　 　　
30 m 33.207 33.205 　 　 　 　 　　 　
40 m 33.210 33.197 　 　 　 　 　　　 　　
50 m 　 　 　 　　 　　 　　 　　 　　
底層 33.212 33.181 　 　 　 　 　 　
溶存酸素
(上:mg/L)
(下: ％ )		 5 m 　 7.97 　 　 　 　 　 　
　 91.53 　 　 　 　 　 　
20 m 8.49 7.96 　 　 　 　 　 　
99.13 91.90 　 　 　 　 　 　
底層 8.22 7.98 　 　 　 　 　 　
95.98 91.66 　 　 　 　 　 　
底層水深( m ） 45 51 50 45 38 37 56 67


水温・塩分の水平分布及び鉛直分布図
(2006年12月5,6日観測)
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