ホタテガイQ&A |
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これまでに全国の皆さんからほたてがいについてさまざまな質問が寄せられました。その中から主な質問と答えをご紹介しますので、参考にしてください。 | ||
Q1 | ほたてがいはなぜ最初はオスなのか? | |
A1 | 理由はよくわかっていませんが、次のような変化をして一年目には雄雌1:1になります。 オスのみ → 雌雄同体 → 雌雄異体 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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Q2 |
大量のほたてがいが一度に死んでしまったことがあったそうですが、この大量斃死はなぜ起こったのですか? |
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A2 | このことについては、はっきりとしたことはわかっていませんが、次のようなことが原因である推定されました。 @ 自然環境 ホタテガイが普通に生活できる水温は5℃〜23℃といわれています。貝が大量に死んだ昭和50年度は水温の高い津軽暖水が流れ込んだことにより、陸奥湾内の水温が急激に23℃以上になってホタテガイの体調が悪くなったと思われます。 A 密殖 狭い場所でたくさんの貝を養殖することを「密殖」といいますが、陸奥湾では昭和45年以降、養殖ホタテガイの量が急激に増加しました。「陸奥湾」という限られたスペースでたくさんの貝を養殖すると貝同士がぶつかり合ったり、エサが足りなくなって栄養失調になったり、また養殖環境が悪くなったことが考えられられます。 |
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Q3 | ほたてがいは海で何をしているのか? | |
A3 | 2〜3月に生まれたホタテガイの子どもは40日くらい海の中をただよい(発生)、流れにのって遠くに移動し、桜の花が咲くころには物にくっつきます。(このころは0.3mmくらいの大きさです。)40〜60日間くっついて生活し、夏には落下して海底での生活に移ります。(このときは8から10mmくらいの大きさです。)この間おそってくるヒトデから泳いで逃げたりしながらエサを食べて大きくなり、大人の貝になって数は数百万個くらい卵をうみます。そして、2〜3年で10cm以上になり、ヒトデにおそわれたり、人間に食べられたり、自然に死んだりして一生を終えます。 | |
Q4 | ほたてがいはどうやって物を食べて、どこで息をしているのか? | |
A4 |
海水の中にただよっている小さな小さな植物の仲間「植物プランクトン」(大きさ0.005mm〜0.1mm)を「えら」(鰓)という細い毛がたくさんはえたものでからめとって、口に運んで食べています。呼吸もこの「えら」(鰓)でしています。 |
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Q5 | ほたてがいは一年間でどれくらいとれるのか? → | ![]() |
A5 | 平成19年は、青森県では103,100t、全国では505,500tとれました。 | |
Q6 | ほたてがいは一日でどれくらい成長するのか? | ![]() |
A6 | 成長が早いときだと0.3〜0.4mmで、陸奥湾の場合、夏はまったく成長しません。 | |
Q7 |
活きほたての保存法について教えて下さい。貝からはずして冷凍保存が良いとは思うのですが,2〜3日中であれば冷蔵庫などで生きたまま保存できないでしょうか?その際のコツなどありましたら教えて下さい。 |
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A7 | 生きたままで保存するのは難しいです。殻からはずしたら、表面を熱湯で軽く湯がいて冷凍庫に保存すると、鮮度が保てます。 |
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