令和5年度職員表彰受賞
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令和5年度青森県産業技術センター職員表彰 | |||
研究所名 | 受賞者 | 業績の名称 | 主な業績の概要 |
弘前工業研究所 |
川嶋草平、岩間直子 |
ブラックベリーを原料とした機能性表示食品開発及び届出支援 |
県内事業者におけるブラックベリーを原料としたサプリメント開発の支援にあたり、エラグ酸を対象とした商品化の提案の他、原料中のエラグ酸分析技術の開発などを行った。また、機能性表示食品への届出を目的に、分析手法の県内分析機関への技術移転や各種サポートを行い、国内で初となるブラックベリーを原料としたエラグ酸での機能性表示食品の販売へとつながった。 |
八戸工業研究所 |
村井博、三浦創史 |
EMC(電磁両立性)対策室の整備による企業支援への貢献 |
企業ニーズに基づくEMC(Electromagnetic Compatibility、電磁両立性)対策室を青森県内にはじめて整備し、利用促進に向けた周知活動や技術指導を行ってきた。その結果、企業の開発スピードが増して、認証機関での評価前に性能確認や不具合対策することが可能となり、製品の品質改善とコスト削減に大いに貢献した。 |
農林総合研究所 |
水稲品種「はれわたり」育成及び栽培マニュアル作成グループ 神田伸一郎、森山茂治、小林渡、落合祐介、工藤予志夫、前田一春、千葉祐太、須藤充、上村豊和、木村利行、倉内賢一(現本部事務局)、梶田啓(現りんご研究所)、福沢琢磨(現県農林水産部農産園芸課) |
胴割れしにくい極良食味品種「はれわたり」の開発と良食味・高品質栽培マニュアルの作成による「特A」評価取得 |
極良食味で胴割粒の発生が少ない水稲品種「はれわたり」を開発した。併せて栽培マニュアルを作付け開始前に作成したことにより、作付け初年度から良食味で高品質な生産を行うことが可能となり、令和4年産米は、穀物検定協会の食味ランキングで「特A」評価を取得した。 |
畜産研究所 |
第12回全国和牛能力共進会出品対策チーム 鎌田丈弘、荒関正、三橋大長、竹田憲司、原田貴仁、代田直規、青山虎氏、上原子稜、種市佳太、中村良一、西本凡子、加川真二朗、水木若菜、佐藤馨、野中寛仁、北村幸寿、西野一雄、工藤雅大、倉岡光博、平泉真吾、阿保洋一(現青森県畜産協会)、高橋潤一(現県西北地域県民局)、二俣雅之(現県上北地域県民局) |
第12回全国和牛能力共進会の2部門で優等賞受賞 |
和牛のオリンピックとも称される本大会は、5年に一度、全国の優秀な和牛を一堂に集めて、各県の改良の成果やその優秀性を競うものである。出品対策チームは、大会に向けて受精卵移植技術を活用した候補牛の生産、育成、調教等に取り組み、鹿児島県で開催された同大会で第1区(若雄)、第5区(母・娘・孫雌牛の3頭1群)の2部門で優等賞を獲得した。 |
畜産研究所 |
水木若菜、平泉真吾 |
牛体温を利用した新たな体外受精卵生産方法の開発 |
体外受精卵生産の低コスト・簡易化を図るため、これまで必須であった培養器を使わずに、簡易な自作器具と牛の体温を利用する新しい体外受精卵生産方法を開発した。本技術により、開業獣医師が受精卵生産に取り組みやすくなり、受精卵移植の普及が更に進むことで、県内の生産者の収益性向上及び肉用牛の改良に大きく寄与することが期待される。 |
林業研究所 |
伊藤昌明 |
ナラ枯れ被害先端地における防除対策の技術指導と被害診断技術及び被害材有効活用技術の開発 |
ミズナラ等の森林が集団枯損する「ナラ枯れ」の被害先端地において、県や森林組合等の関係機関に向けて、防除対策の技術指導・助言を行うとともに、被害の迅速な把握のためのDNA診断技術や、被害地域内における被害材の有効活用に向けたきのこ栽培技術などを開発した。 |
内水面研究所 | 静一徳 | カワウ食性解析へのDNAメタバーコーディング法の活用による食害対策 |
全国的に生息数の増加や生息域が拡散しているカワウによる有用魚種の食害実態について、従来の駆除個体の胃内容物調査に替わる手法として、カワウ糞のDNA分析により、少ない労力で効率的に把握する技術を開発した。 |