H21年度研究成果
平成21年度研究成果
研究テーマ |
青森県日本海側の天然性海岸林について |
要 約 |
マツ材線虫病に強い海岸林を構築する資料を得るために、日本海側の海岸付近に自生する落葉広葉樹林について調査し、出現した樹種の中から新たに海岸部へ導入すべき樹種について選定した。選定した樹種はカシワ、エゾイタヤ、ミズナラ、シナノキ、ケヤキなどである。 |
研究テーマ |
18年生アオモリトドマツにみられた着花の特徴 |
要 約 |
実生由来の18年生アオモリトドマツが開花し、球果が着生した。その着果木は2m以下と極めて小さく、球果も通常のものに比較し小型であった。少量の雄花が同一集団の供試木に観察されたが、種子には発芽能力が無く、全量粃粒(=しいな)種子であった。 |
研究テーマ |
ツバヒラタケの菌床栽培方法 |
要 約 |
本県に自生する野生きのこツバヒラタケの菌床栽培方法を検討したところ、ブナオガクズ、スギオガクズ、リンゴ剪定枝チップ及びオガクズについて使用可能であることが分かった。 |
研究テーマ |
スギの試験体による曲げ強度試験(Ⅱ) |
要 約 |
試験体(20×20×320㎜)に人為的欠点として鋸目を付与し、曲げ試験を実施した。 |
研究テーマ |
スギの試験体による曲げ強度試験(Ⅲ) |
要 約 |
節・貫通節等の欠点を有する試験体(20×20×300mm)について曲げ試験を実施した。 |
研究テーマ |
スギ平角材における曲げ性能試験について(Ⅰ) |
要 約 |
県産スギ平角材を高温乾燥、中温乾燥の2方法で実施して、乾燥後の材質、曲げ強度について比較した。 |
研究テーマ |
青森県産木材を活用した逸品づくり事業 |
要 約 |
ヒバ、スギ等の地域木材資源を活用し、「特許」や「NC加工技術」等の林業研究所が持っている新技術と企業のアイデアや伝統技術の融合によって、お洒落で高級感のある「青森らしい」輝く逸品を開発した。 |