陸奥湾海況情報

Ｎｏ.745

2009年9月2日

● 15m層　日平均水温の推移　

●今期の概況(8月26日～9月1日)
水温は、平舘ブイの1m層で変化なく、15m層で0.1℃上昇し、30m層で0.2℃低下し、底層で0.1℃上昇しました。青森ブイの1m層～15m層で0.1～0.6℃低下し、30m層で0.3℃上昇し、底層で0.6℃低下しました。東湾ブイの1m層で0.6℃低下し、15m層で変化なく、30m層～底層で1.3～1.4℃上昇しました。流れは、8月26日に平舘ブイの4m層で1ノットを超える南下流が一時的に観測されました。溶存酸素は、東湾ブイ(湾中央部)の底層で8月26日～29日に、底生生物にとって必要な濃度(4.3mg/L)を下回りましたが、30日以降は回復しました。
9月1日の日平均水温は、平舘ブイの1m層～底層で18.9～22.0℃、青森ブイの1m層～底層で18.4～21.4℃、東湾ブイの1m層～底層で17.5～21.6℃でした。
8月26日～31日の半旬別平均水温を平年と比べると、平舘ブイの1m層～15m層で『やや低め』、30m層～底層で『平年並み』、青森ブイの1m層～15m層で『やや低め』、30m層で『平年並み』、底層で『やや高め』、東湾ブイの全層で『平年並み』でした。
 

●今後の見通し
気象台発表の8月29日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1カ月の気温は『高い』、週別の気温では1週目は『低い』、2週目は『高い』となっています。陸奥湾の今後1週間の水温は平年並みからやや低めに推移するものと考えられます。