陸奥湾海況情報

Ｎｏ.796

2010年9月15日

● 15m層　日平均水温の推移　

●今期の概況（9月8日～9月14日）
水温は、平舘ブイの1m層～30m層で0.9～1.8℃低下し、底層で0.2℃上昇しました。青森ブイの1m層～底層で1.0～3.6℃低下しました。東湾ブイの1m層、15m層及び30m層で0.5～5.3℃低下し、30m層で0.8℃上昇しました。流れは、平舘ブイの30m層で9月13日に、40m層で9月12日に1ノットを超える南下流が一時的に観測されました。溶存酸素は、東湾ブイの底層で8月26日以降、底生生物にとって必要な濃度(4.3mg/L)を下回っていましたが、9月12日以降、回復しました。
9月14日の日平均水温は、平舘ブイで22.0～25.5℃、青森ブイで19.6～25.6℃、東湾ブイで15.6～25.8℃でした。
9月11日～14日を半旬として平年と比べると、平舘ブイの1m層及び15m層で『はなはだ高め』、30m層で『やや高め』、底層で『平年並み』、青森ブイの1m層及び15m層で『はなはだ高め』、30m層で『かなり高め』、底層で『平年並み』、東湾ブイの1m層～30m層で『はなはだ高め』、底層で『平年並み』でした。

 ●今後の見通し
気象台発表の9月4日からの1ヶ月予報(東北地方)の週別の気温では1週目、2週目共に『高い』となっています。陸奥湾の向こう1週間の水温は、高めで推移するものと考えられます。