陸奥湾海況情報

Ｎｏ.836

2011年7月6日

● 15m層　日平均水温の推移　

●今期の概況（6月29日～7月5日）
水温は、平舘ブイの1m層～底層で0.7～0.9℃上昇しました。青森ブイの1m層～底層で1.0～3.1℃上昇しました。東湾ブイの1m層～底層で0.7～4.8℃上昇しました。流れは、平舘ブイの全層で6月30日に、4m層で6月29日、7月1日及び5日に、15m層で7月5日に、30m層で7月2日及び4日に1ノットを超える南下流が一時的に観測されました。
7月5日の日平均水温は、平舘ブイで14.5～17.3℃、青森ブイで13.2～17.7℃、東湾ブイで9.6～18.2℃でした。
7月1日～5日の半旬別平均水温を平年と比べると、平舘ブイの1m層～30m層で『平年並み』、底層で『やや低め』、青森ブイの1m層及び底層で『平年並み』、15m層及び30m層で『やや高め』、東湾ブイの1m層で『やや高め』、15m層で『平年並み』、30m層で『はなはだ低め』、底層で『かなり低め』でした。

 ●今後の見通し
気象台発表の7月2日からの1ヶ月予報(東北地方)の週別の気温では1週目、2週目共に『高い』となっており、また、日本海区水産研究所公表の日本海海況予測システムJADEに基づくと陸奥湾の4m層の水温は7月6日～10日は『平年並み』～『やや高い』、7月11日～15日は『平年並み』～『かなり高い』と予測されます。以上のことから、陸奥湾の向こう1週間の水温は、西湾で平年並み～やや高め、東湾の表層～中層で平年並み～やや高め、下層～底層でかなり低め～やや低めで推移するものと考えられます。