陸奥湾海況情報

Ｎｏ.837

2011年7月12日

● 15m層　日平均水温の推移　

●今期の概況（7月6日～11日）
水温は、平舘ブイの1m層～底層で1.2～1.9℃上昇しました。青森ブイの1m層～底層で0.6～3.4℃上昇しました。東湾ブイの1m層～30m層で0.5～2.2℃上昇し、底層で0.1℃低下しました。流れは、平舘ブイの全層で7月6日に、4m層～30m層で7日及び9日に、4m層及び15m層で8日に、30m層及び40m層で10日に、4m層で11日に1ノットを超える南下流が一時的に観測されました。
7月11日の日平均水温は、平舘ブイで15.7～19.3℃、青森ブイで14.6～21.8℃、東湾ブイで9.7～21.0℃でした。
7月6日～10日の半旬別平均水温を平年と比べると、平舘ブイの全層で『平年並み』、青森ブイの1m層～30m層で『やや高め』、底層で『平年並み』、東湾ブイの1m層及び15m層で『やや高め』、30m層で『かなり低め』、底層で『やや低め』でした。

 ●今後の見通し
気象台発表の7月9日からの1ヶ月予報(東北地方)の週別の気温では1週目が『高い』、2週が『平年並み』となっており、また、日本海区水産研究所公表の日本海海況予測システムJADEに基づくと陸奥湾の4m層の水温は7月11日～15日は『平年並み』～『かなり高い』、7月16日～20日は『平年並み』～『やや高い』と予測されます。以上のことから、陸奥湾の向こう1週間の水温は、西湾で平年並み～やや高め、東湾の表層～中層で平年並み～やや高め、下層～底層でかなり低め～やや低めで推移するものと考えられます。