陸奥湾海況情報

Ｎｏ.846

2011年9月14日

● 15m層　日平均水温の推移　

●今期の概況今期の概況（9月7日～13日）
水温は、平舘ブイの1m層及び15m層で0.7～0.8℃低下し、30m層及び底層で0.2～0.3℃上昇しました。青森ブイの1m層及び15m層で0.2～0.8℃低下し、30m層及び底層で0.1～3.2℃上昇しました。東湾ブイの1m層及び15m層で0.1～0.8℃低下し、30m層及び底層で0.7～0.8℃上昇しました。流れは、平舘ブイの4m層で9月10及び11日に、15m層で11日に1ノットを超える南下流が観測されました。溶存酸素は、9月8日～11日に底生生物にとって必要な濃度(4.3mg/L)を一時的に下回り、13日以降も下回っています。
9月13日の日平均水温は、平舘ブイで20.6～23.4℃、青森ブイで21.9～23.5℃、東湾ブイで17.0～22.7℃でした。
9月6日～10日の半旬別平均水温を平年と比べると、平舘ブイの1m層～30m層で『平年並み』、底層で『やや高い』、青森ブイ及び東湾ブイの全層で『平年並み』でした。

 ●今後の見通し
気象台発表の9月10日からの1ヶ月予報(東北地方)の週別の気温では1週目、2週目共に『高い』となっており、また、日本海区水産研究所公表の日本海海況予測システムJADEに基づくと陸奥湾の2.5m層の水温は9月11日～15日、9月16日～20日ともに『平年並み』と予測されます。以上のことから、陸奥湾の向こう1週間の水温は、平年並み～やや高めで推移するものと考えられます。