陸奥湾海況情報

Ｎｏ.848

2011年9月28日

● 15m層　日平均水温の推移　

●今期の概況今期の概況（9月21日～27日）
水温は、平舘ブイの1m層～底層で0.6～0.7℃低下しました。青森ブイの1m層～底層で0.7～2.0℃低下しました。東湾ブイの1m層～底層で0.2～2.4℃低下しました。流れは、平舘ブイの40m層で9月24日に1ノットを超える南下流が観測されました。溶存酸素は、東湾ブイの底層で9月13日以降、底生生物にとって必要な濃度(4.3mg/L)を下回っていましたが、25日以降は上回っています。
9月27日の日平均水温は、平舘ブイで17.5～21.7℃、青森ブイで17.2～22.4℃、東湾ブイで15.8～21.7℃でした。
9月21日～25日の半旬別平均水温を平年と比べると、平舘ブイの1m層及び15m層で『平年並み』、30m層で『やや低い』、底層で『かなり低い』、青森ブイの1m層及び30m層で『平年並み』、15m層で『やや高い』、底層で『やや低い』、東湾ブイの1m層～30m層で『平年並み』、底層で『やや低い』でした。

 ●今後の見通し
気象台発表の9月24日からの1ヶ月予報(東北地方)の週別の気温では1週目は『高い』、2週目は『平年並』となっており、また、日本海区水産研究所公表の日本海海況予測システムJADEに基づくと陸奥湾の2.5m層の水温は9月26日～30日は『やや低い』～『平年並み』、10月1日～5日は『かなり低い』～『やや低い』と予測されます。以上のことから、陸奥湾の向こう1週間の水温は、やや低め～平年並みで推移するものと考えられます。