陸奥湾海況情報

Ｎｏ.849

2011年10月5日

● 15m層　日平均水温の推移　

●今期の概況今期の概況（9月28日～10月4日）
水温は、平舘ブイの1m層及び15m層で1.8～2.0℃低下し、30m層及び底層で0.1～1.0℃上昇しました。青森ブイの1m層～30m層で1.0～2.1℃低下し、底層で0.6℃上昇しました。東湾ブイの1m層～30m層で0.3～1.9℃低下し、底層で2.1℃上昇しました。流れは、平舘ブイの4m層及び15m層で9月29、30日及び10月4日に、30m層で9月28～30日及び10月4日に1ノットを超える南下流が、平舘ブイの4m層で9月28日に1ノットを超える北上流が一時的に観測されました。溶存酸素は、東湾ブイの底層で9月28日以降底生生物にとって必要な濃度(4.3mg/L)を下回っており、30m層で10月1日に一時的に下回りました。
10月4日の日平均水温は、平舘ブイで17.7～19.7℃、青森ブイで18.2～20.4℃、東湾ブイで18.0～19.9℃でした。
10月1日～4日を半旬として平年と比べると、平舘ブイの全層で『やや低い』、青森ブイの全層で『平年並み』、東湾ブイの1m層、15m層及び底層『平年並み』、30m層で『やや低い』でした。

 ●今後の見通し
気象台発表の10月1日からの1ヶ月予報(東北地方)の週別の気温では1週目は『低い』、2週目は『高い』となっており、また、日本海区水産研究所公表の日本海海況予測システムJADEに基づくと陸奥湾の2.5m層の水温は10月6日～10日は『かなり低い』～『平年並み』、10月11日～15日は『かなり低い』～『やや低い』と予測されます。以上のことから、陸奥湾の向こう1週間の水温は、かなり低め～やや低めで推移するものと考えられます。