陸奥湾海況情報

Ｎｏ.850

2011年10月12日

● 15m層　日平均水温の推移　

●今期の概況今期の概況（10月5日～11日）
水温は、平舘ブイの1m層で0.2℃低下し、15m層で変化なく、30m層及び底層で0.1～0.4℃上昇しました。青森ブイの1m層～30m層で0.8～0.9℃低下し、底層で0.7℃上昇しました。東湾ブイの1m層～底層で0.3～1.1℃低下しました。流れは、東湾ブイの4m層で10月5日に1ノットを超える北東への流れが一時的に観測されました。溶存酸素は、東湾ブイの底層で9月28日以降、底生生物にとって必要な濃度(4.3mg/L)を下回っています。
10月11日の日平均水温は、平舘ブイで17.8～19.3℃、青森ブイで17.7～19.4℃、東湾ブイで16.8～19.4℃でした。
10月6日～10日の半旬別平均水温を平年と比べると、平舘ブイの1m層及び底層で『やや低い』、15m層及び30m層で『かなり低い』、青森ブイの1m層～30m層で『平年並み』、底層で『やや低い』、東湾ブイの1m層～30m層で『平年並み』、底層で『やや低い』でした。

 ●今後の見通し
気象台発表の10月8日からの1ヶ月予報(東北地方)の週別の気温では1週目は『平年並』又は『高い』、2週目は『平年並』となっており、また、日本海区水産研究所公表の日本海海況予測システムJADEに基づくと陸奥湾の2.5m層の水温は10月11日～15日は『やや低い』～『平年並み』、10月16日～20日は『かなり低い』～『やや低い』と予測されます。以上のことから、陸奥湾の向こう1週間の水温は、やや低め～平年並みで推移するものと考えられます。