陸奥湾海況情報

Ｎｏ.851

2011年10月20日

● 15m層　日平均水温の推移　

●今期の概況今期の概況（10月12日～19日）
水温は、平舘ブイの1m層～30m層で0.5～0.8℃低下し、底層で0.5℃上昇しました。青森ブイの1m層～底層で0.2～0.9℃低下しました。東湾ブイの1m層～30m層で0.8～0.9℃低下し、底層で1.2℃上昇しました。流れは、平舘ブイの4m層、15m層及び30m層で10月15日に1ノットを超える南下流が一時的に観測されました。溶存酸素は、東湾ブイの底層で9月28日以降、底生生物にとって必要な濃度(4.3mg/L)を下回っていましたが、10月19日以降上回っています。
10月19日の日平均水温は、平舘ブイで18.1～18.4℃、青森ブイで17.9～18.4℃、東湾ブイで18.1～18.2℃でした。
10月16日～19日を半旬として平年と比べると、平舘ブイの1m層～30m層で『やや低い』、底層で『平年並み』、青森ブイの1m層～30m層で『平年並み』、底層で『やや低い』、東湾ブイの全層で『平年並み』でした。

 ●今後の見通し
気象台発表の10月15日からの1ヶ月予報(東北地方)の週別の気温では1週目は『高い』、2週目は『平年並』となっており、また、日本海区水産研究所公表の日本海海況予測システムJADEに基づくと陸奥湾の2.5m層の水温は10月21日～25日は『やや低い』～『平年並み』、10月26日～31日は『はなはだ低い』～『平年並み』と予測されます。以上のことから、陸奥湾の向こう1週間の水温は、やや低め～平年並みで推移するものと考えられます。