陸奥湾海況情報

Ｎｏ.873

2012年3月21日

● 15m層　日平均水温の推移　

●今期の概況（3月14日～3月20日）
水温は、平舘ブイの1m層～30m層で1.0～1.7℃上昇し、底層で変化ありませんでした。青森ブイの1m層～底層で0.5～0.8℃低下しました。東湾ブイの1m層で0.8℃上昇し、15m層～底層で0.6～1.0℃低下しました。
3月20日の日平均水温は、平舘ブイで6.5～6.7℃、青森ブイで4.2～4.3℃、東湾ブイで2.7～3.3℃でした。
3月16日～20日の半旬別平均水温を平年と比べると、平舘ブイの1m層及び15m層で『はなはだ低い』、30m層で『かなり低い』、底層で『やや低い』、青森ブイの全層で『かなり低い』、東湾ブイの1m層及び15m層で『かなり低い』、30m層及び底層で『やや低い』でした。

 ●今後の見通し
気象台発表の3月17日からの1ヶ月予報(東北地方)の週別の気温では1週目、2週目共に『低い』となっており、また、日本海区水産研究所公表の日本海海況予測システムJADEに基づくと陸奥湾の2.5m層の水温は3月21日～25日は『はなはだ低い』～『かなり低い』、3月26日～31日は『はなはだ低い』と予測されます。以上のことから、陸奥湾の向こう1週間の水温は、湾口部でかなり低め～やや低め、湾内ではなはだ低め～かなり低めで推移するものと考えられます。