陸奥湾海況情報

Ｎｏ.894

2012年8月15日

● 15m層　日平均水温の推移　

●今期の概況（8月8日～8月14日）
水温は、平舘ブイの1m層で0.2℃低下し、その他の層で0.5～2.8℃上昇しました。青森ブイの1m層で変化はなく、その他の層で0.6～1.2℃上昇しました。東湾ブイの1m層と底層で0.1～0.4℃上昇し、15m層～30m層で0.8～1.3℃低下しました。溶存酸素は、東湾ブイ(湾中央部)の底層で8月14日以降、底生生物にとって必要な濃度(4.3mg/L)を下回っています。
8月14日の日平均水温は、平舘ブイで18.4～23.2℃、青森ブイで15.9～23.8℃、東湾ブイで13.3～23.3℃でした。また平舘ブイの1m層～30m層で1ノットを超える流れが観測されました。
8月11日～14日の平均を半旬平均水温として平年と比べると、平舘ブイの全層で『平年並み』、青森ブイの1m層～30m層で『平年並み』、底層で『やや低い』、東湾ブイの1m層～15m層で『平年並み』、30m層～底層で『やや低い』でした。
 

●今後の見通し
気象台発表の8月11日からの1ヶ月予報(東北地方)の週別の気温では1週目は『平年並み』、2週目は『低い』となっており、また、日本海区水産研究所の日本海海況予測システムJADEに基づくと陸奥湾の2.5m層の水温は8月16日～20日、21日～25日ともに全ブイで『平年並み』と予測されます。以上のことから、陸奥湾の向こう1週間の水温は、全ブイでやや低い～平年並みで推移すると考えられます。