陸奥湾海況情報 No.900

陸奥湾海況自動観測
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陸奥湾海況情報
No.900
発行日 平成24年9月26日
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9月26日午前9時の
観測結果
 
水温は全ブイの全層ではなはだ高くなっています。
  底層の観測水深
平舘ブイ 45m
青森ブイ 44m
東湾ブイ 48m
         
       
  気温 風向 風速  
  21.1 NW 1.7  
  水温 塩分 溶存酸素 流向 流速
1m 25.2 32.82     SSE 0.04(4m)
15m 25.3 33.16     SW 0.02
30m 25.1 33.56 85 (5.8) N 0.02
底層 20.8 33.68 50 (3.7) WNW 0.04(40m)
  水温 塩分 流向 流速
1m 25.4 33.38 S 0.09(4m)
15m 25.4 33.27 SSW 0.09
30m 25.4 33.24 WSW 0.03
底層 24.0 33.14 ESE 0.12(40m)
・・・9/19~9/25の最高流速・・・
  月日 流向 流速m/s ノット
4m 9/19 SSE 0.48 0.93
15m 9/22 S 0.46 0.89
30m 9/20 S 0.52 1.01
40m 9/20 S 0.49 0.95
   
 
  水温
1m 25.6
15m 25.6
30m 25.6
底層 24.0
 
単位
水温・気温 ℃
塩分     PSU
溶存酸素  %(mg/L)
流向流速  16方位 m/秒
風向風速  16方位 m/秒
           
15m層 日平均水温の推移
●今期の概況(9月19日~9月25日)
  水温は、平舘ブイの1m層~15m層で0.7~1.0℃低下し、30m層~底層(45m)で0.5~1.1℃上昇しました。青森ブイの1m層~15m層で0.9~1.1℃低下し、30m層で変化なく、底層(44m)で0.6℃上昇しました。東湾ブイの1m層~15m層で0.5~1.3℃低下し、30m層~底層(48m)で0.9~1.2℃上昇しました。溶存酸素は、東湾ブイ(湾中央部)の底層で8月14日以降断続的に、底生生物にとって必要な濃度(4.3mg/L)を下回っています。
  9月25日の日平均水温は、平舘ブイで23.8~25.7℃、青森ブイで23.4~25.8℃、東湾ブイで20.4~25.4℃でした。平舘ブイで1ノットを超える流れが観測されました。
  9月21日~25日の半旬別平均水温を平年と比べると、全ブイの全層で『はなはだ高い』でした。
9/21~9/25の半旬別平均水温の実況・昨年差・平年差(℃)及び平年比(%)
  1m層 15m層 30m層 底層
  実況 昨年差 平年差 平年比 実況 昨年差 平年差 平年比 実況 昨年差 平年差 平年比 実況 昨年差 平年差 平年比
平舘ブイ 26.0 4.2 4.0 390 26.0 4.0 3.9 389 25.9 5.3 4.6 383 23.9 6.3 4.7 360
青森ブイ 26.1 4.3 4.2 463 26.1 3.5 4.2 424 26.0 4.9 4.5 380 23.7 6.1 4.8 319
東湾ブイ 25.5 3.7 3.9 393 25.6 3.6 4.0 389 25.1 3.3 3.8 287 20.8 4.5 3.4 216
     平年比の階級:平年並み(±60%未満)、やや(±60%以上~±130%未満)、かなり(±130%以上~±200%未満)、はなはだ(±200%以上)
●今後の見通し
 気象台発表の9月22日からの1ヶ月予報(東北地方)の週別の気温では1週目、2週目ともに『高い』となっており、また、日本海区水産研究所の日本海海況予測システムJADEに基づくと陸奥湾の2.5m層の水温は9月26日~30日、10月1日~5日ともに全ブイで『はなはだ高い』と予測されます。以上のことから、陸奥湾の向こう1週間の水温は、全ブイでかなり高い~はなはだ高いで推移すると考えられます。
また陸奥湾観測データ総合管理システム(http://www.aomori-itc.or.jp/zoshoku/o_system/inter_top.html)では2010年の水温・気温と比較できるようになりましたので、こちらもご参照ください。
発行 地方独立行政法人 青森県産業技術センター水産総合研究所
電 話 017-755-2155      FAX 017-755-2156
U R L  http://www.aomori-itc.or.jp/
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