機械システム部 長谷川諒研究員が溶接分野の国際会議で成果発表しました

2022年7月28日
機械システム部の長谷川諒研究員が、国内で開かれた第75回IIW (International Institute of Welding) 2022年次大会・国際会議(会場:グランドニッコー東京台場、主催:日本溶接会議、発表日:7月18日)において、溶接の技術伝承に関する研究発表を行いました。
題名 Effect of torch movement on weld quality in semi-automatic CO2 arc welding
(日本語訳:半自動炭酸ガスアーク溶接における溶接品質に及ぼすトーチ動作の影響)
日本語概要 現在,金属加工関連業界で深刻化する熟練作業者の高齢化は溶接現場においても例外ではなく,若手溶接士の早急な育成が求められている.一方で,溶接現場における技能教育においては,溶接士の技量が溶接品質に大きく影響するにも関わらず,技量が定量的に評価されていない課題があった.そこで本研究では,半自動炭酸ガスアーク溶接におけるトーチ動作が溶接品質に与える影響を調べることを目的とし,モーションキャプチャシステムを使用して動作計測および解析を行った.下向姿勢において,熟練者は未熟練者と比較してトーチ高さのばらつきが小さい傾向が見られた.また,ウィービング止端部の所要時間を長くすると溶接品質が良好であることがわかった.

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