Q8 採草地のエゾノギシギシに困っています。

除草剤で防除します。

本県の防除指針に記載のある牧草地に使える選択性除草剤は、ハーモニー75DF水和剤、アージラン液剤、バンベルD液剤の3剤です。

これらの剤は、広葉雑草にしか薬効がなく、マメ科牧草には薬害が生じるので注意が必要です。

いずれの剤も、茎葉から吸収されて植物体全体に広がって植物を枯死させるため、剤がかかる面積が大きければそれだけ多く吸収されて、薬効が大きくなるので、雑草が小さい春先や、牧草収穫直後は効果が出にくくなります。

特に根部が大きいエゾノギシギシは葉が十分に展葉してから散布する必要があります。

 

グリホサート剤(非選択制除草剤)の局所散布の話を聞くことがありますが、やってはいけない方法です。

農林水産省に登録がないことと、薬液がかかっても枯死しなかった個体や枯れ草のエサとしての安全性が確認されていないからです。

 

 

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