オイカワ

  • 和名:オイカワ

  • 学名:Zacco platypus

  • 特徴:背部は淡褐色、腹部と体側は銀白色で体側に赤みを帯びた7個から10個の小さな横斑が並ぶ。産卵期の雄は体側に鮮やかな赤や青緑色を帯び、頭部、尻びれ、体側に追星を生じる。

  • 生態:付着藻類、水棲昆虫、落下昆虫、底棲動物、浮遊動物などを食べる。

  • 成長:1年で全長6センチメートルから10センチメートル、2年で8センチメートルから12センチメートル、3年で13センチメートル程度に成長する。雄では15センチメートルを超える。

  • 産卵期:5月から8月に岸よりの流れがゆるい平瀬の砂礫底で産卵する。

  • 分布:北陸・関東地方以西の本州、四国の瀬戸内側、九州の河川・湖沼に広く分布する。近年、東北地方、四国の太平洋側にも琵琶湖産稚アユの放流にともない移植されている。青森県では岩木川水系、鳴沢川(鰺ヶ沢町)などに生息するが、いずれもアユの放流にともない移入してきたものと考えられている。

婚姻色のでた雄のオイカワの写真
婚姻色のでた雄のオイカワ

 

【参考文献】日本の淡水魚:川那部浩哉、水野信彦 編・監修、山と渓谷社

 
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