ウグイ
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和名:ウグイ
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学名:Tribolodon hakonensis
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英名:Japanese dace、white mullet
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特徴:降海性と純淡水性の両方が知られている。鱗の縁は暗色で網目模様に見える。産卵期には、写真に見られるように体側に3本の赤い線がでる。また追星は全身にでるが、頭部と体部背面に顕著に見られる。青森県むつ市の宇曽利山湖の強酸性の水域に生息する耐酸性ウグイが、青森県レッドリスト(2006年改定増補版)に地域限定希少野生生物として記載されている。
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生態:淡水型は2年から4年で成熟する。降海型は1年から数年を河川で生活してから降海し、海で1年から数年を生活し、河川に遡上して産卵する。雑食性。
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成長:全長30センチメートル
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産卵期:青森県では6月頃
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分布:北海道から九州に分布。国外では南千島、サハリン、アムール川流域と沿海州から朝鮮半島東岸まで見られる。青森県内の河川では普通に見られる。
婚姻色のでたウグイ(川内川支流、2004年6月撮影)
【参考文献】
- 日本の淡水魚:川那部浩哉、水野信彦 編・監修、山と渓谷社
- 総合水産辞典:金田禎之 編、成山堂
- 青森県の希少な野生生物:青森県レッドデータブック、青森県
- 青森県の希少な野生生物:青森県レッドリスト(2006年改定増補版)、青森県