語句説明
い
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
いけ | 池 | 地面を掘って水をためたところ。地面にできたくぼ地に水のたまった所(大辞林)。 |
いちじたんすいぎょ | 一次淡水魚 | 生涯を淡水域で生活し、海水中で生活できない魚(純淡水魚)。 |
え
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
えんてい | 堰堤 | 貯水、治水、砂防などの目的で河川渓谷を横断してつくられる堤防(大辞林)。 |
お
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
おいぼし | 追星 | 魚類の皮膚上にできる角質の白い小斑点、主に産卵期のコイ科の魚類に発生するが産卵期をすぎるとなくなる(総合水産辞典)。 |
か
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
かいすい | 海水 | 海の水、汽水と区別されるときは、塩分が30パーミル以上の水をいう。 |
かいゆう | 回遊 | 水棲生物が生活史の決まった時期に別の場所へ移動し、再びもとの生息域に戻ってくること。英語でmigration。 |
かはんりん | 河畔林 | 扇状地や平野部の広い氾濫源に発達する林(森の自然史)。 |
き
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
きすい | 汽水 | 河口域や海に通じた湖(潟湖)の水系で海水と淡水が混合した状態にあるもの。塩分がおよそ0.2から30パーミルまでとされるが17パーミルまでとする見解もある。汽水独特の生物が生息する他、海洋性生物、淡水性生物が生息する場合もある。英語でbrackish water。 |
ぎょてい | 魚梯 | ダムや滝などを越えて上流に魚をのぼらせるために設ける、ゆるい傾斜または階段状の水路。魚道(大辞林)。 |
ぎょどう | 魚道 | ダムや滝などを越えて上流に魚をのぼらせるために設ける、ゆるい傾斜または階段状の水路(大辞林)。 |
け
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
けいはんりん | 渓畔林 | 河川上流の狭い渓谷部を流れる渓流周辺の狭い氾濫源に発達する林(森の自然史)。 |
こ
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
こうかかいゆうぎょ | 降河回遊魚 | 川で成長して、海で産卵する回遊魚。例:ウナギ、アユカケ、ヤマノカミ。英語でcatadroumous fish。 |
さ
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
さっかかいゆうぎょ | 遡河回遊魚 | 海を生育場、川を産卵場として利用する回遊魚。例:サケマス類、ワカサギ |
さぼうダム | 砂防ダム | 山地渓流から下流の河川への土砂、岩石の急激な流下を防止するために設けるダム(大辞林)。 |
し
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
しっちりん | 湿地林 | 湿原や沼地の周辺で水が停滞する場所に成立する林(森の自然史)。 |
じゅんたんすいぎょ | 純淡水魚 | 生涯を淡水域で生活し、海水中で生活できない魚(一次淡水魚)。 |
しゅうへんせいたんすいぎょ | 周辺性淡水魚 | 元来海産魚であるが生活の一部で汽水域や淡水域に入る魚 |
じょうかんまく | 条間膜 | ひれの軟条を連結する膜(ひれ膜、鰭膜、鰭条間膜) |
せ
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
せき | 堰 | 治水利水砂防などのために河川渓流などを堰き止める構造物。一般的に高さ15メートル未満のものを堰と言い、それ以上のものをダムとよぶ。 |
た
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
ダム | 治水利水砂防などのために河川渓流などを堰き止める構造物(大辞林)。英語でdam。一般的に高さ15メートル未満のものを堰と言い、それ以上のものをダムとよぶ。 | |
たんすい | 淡水 | 真水、塩分濃度が0.5パーミル以下のもの。英語でfresh water。 |
たんすいぎょ | 淡水魚 | 生涯の全部または一部を河川湖沼などの淡水域、汽水域で生活する魚の総称 |
と
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
通し回遊魚 | 一生のうちに川と海の間を往き来する回遊をおこなう魚。英語でDiadroumous fish。 |
に
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
にじたんすいぎょ | 二次淡水魚 | 生涯を淡水域で生活するが海でも生存可能な魚 |
ぬ
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
ぬま | 沼 | 一般に水深5メートル以内の水域。水草が茂り、透明度が低い。湖との区別は明確でない(大辞林)。 |
は
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
パーマーク | さけ・ます類の幼魚の体表にでる小判状の斑紋のこと(総合水産辞典)。英語でparr mark。 |
み
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
みずうみ | 湖 | 周囲を陸地で囲まれたくぼ地で水をたたえたところ。池や沼より大きく沿岸植物が生育できない深い湖盆をもつもの(大辞林)。 |
みずべりん | 水辺林 | 水辺に発達する森林の総称、水辺林は立地環境の違いから渓畔林、河畔林、湿地林に区分される(森の自然史)。 |
ミティゲーション | 一般に『和らげること、緩和、軽減』と約されるが環境対策について使われる場合は、『開発による自然環境への影響を何らかの具体的な措置によって緩和する こと』を意味する。措置としては回避、最小化、矯正、軽減、代償がある(土木学会ホームページより引用)。英語でmitigation。 |
り
読み方 | 漢字 | 説明 |
---|---|---|
りょうがわかいゆうぎょ | 両側回遊魚 | 海、川の両方を成育場として利用する回遊魚。このうち産卵場が川のものを淡水性両側回遊魚、産卵場が海のものを海水性両側回遊魚と呼ぶ。 |
【参考文献】
- 生態学事典:沼田真 編、築地書館
- 大辞林:松村明 編、三省堂
- 森の自然史:菊池喜八郎、甲山隆志 編、北海道大学図書刊行会
- 渓流生態砂防学:東京大学出版会