小川原湖

小川原湖の概要

  • 小川原湖は青森県の太平洋側中央部に位置し、湖岸は六ヶ所村、三沢市、東北町に接しています。
  • 面積は62.2平方キロメートルで青森県では最も大きな湖です。
  • 深さは中央部で最大25メートルありますが、岸から約200メートルまでは水深2メートル程度の浅い部分が多くなっています。
  • 主な流入河川は高瀬川(七戸川)、砂土路川、土場川、姉沼川などで湖の南部から流入しています。流出河川は高瀬川で、湖の東北部から太平洋に注いでいます。
  • 潮汐の関係で海水が高瀬川から湖内に逆流する場合があり、そのため湖は汽水域が広がっており、ヤマトシジミ、シラウオなどの汽水性の生物が生息しています。

小川原湖のシジミ操業風景

小川原湖のシジミ操業風景

小川原湖の漁業

  • 小川原湖ではシジミ、シラウオ、ワカサギ、ハゼ、ウグイ、フナ、ウナギ、コイなどが漁獲されています。
  • このうちシジミは1534トンで全国の第3位、ワカ サギは512トンで第1位、シラウオは582トンで全国第1位など主要な内水面魚種で上位を占めています(平成13年漁業養殖業生産統計)。
  • このように小川原湖は漁業面から見ても全国有数の湖といえます。

市場のシジミの風景

市場のシジミ

市場のシラウオの画像

市場のシラウオ

小川原湖の魚類

 
種類1 種類2 魚種名
純淡水魚   コイ、ナマズ、ドジョウ、フナ
通し回遊魚 降河回遊魚 ウナギ
通し回遊魚 溯河回遊魚 マルタ、ワカサギ、アメマス、サケ、サクラマス、イトヨ
通し回遊魚 両側回遊魚 アユ
周縁性回遊魚 汽水性淡水魚 マハゼ、ヌマガレイ、シラウオ、ジュズカケハゼ、ウキゴリ、ウグイ、クルメサヨリ、メナダ
周縁性回遊魚 偶来性淡水魚 クロダイ、ボラ、サヨリ
外来魚   ブラックバス、チカダイ(ティラピア)
 
【参考文献】
  • 小川原湖の生き物たち:建設省東北地方建設局高瀬川総合開発工事事務所(1987年)
  • 平成8年度小川原湖漁業調査報告書:建設省東北地方建設局高瀬川総合開発工事事務所
 
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