ロータリーテーブルを用いた三次元座標測定

三次元座標測定機 (coordinate measuring machine, CMM) はスタイラスを動かし,先端球と試験体が接触した地点の座標を取得する装置です.
上図に示した円筒形状の一部分の径が大きい(つばやフランジのような形状)試験体において,ϕ38およびϕ40の円筒を同時に測定する場面を想定します.

もし円筒の軸と鉛直方向が一致するように試験体を把持した場合,-z方向のスタイラスでは先端球の前に軸が試験体に当たってしまうため,測定できません.
そこで,横向きスタイラスとロータリーテーブルを用います.試験体をロータリーテーブルで回転させることで,外周面の座標を測定することができます.
また,下記リンクの動画のように,スタイラス先端球を試験体に対してらせん状に動かすことも可能です:
このページの
先頭へ戻る