平成29年、林業研究所において、「野生株1601株」（岩手県九戸町）を母、「野生株10C100E株」（東京都小笠原村）を父として人工交配を行い、雑種後代を選抜、育成した。

菌糸密度は密。
菌叢表面の着色は無。
菌糸生長最適温度は29℃。
菌さんの形は盤形で、長径はやや小、厚さはやや薄、縁の形は平面形、肉質は中である。
菌さん表面の色は褐色、光沢は無、しわは有、しわの形は不規則形である。
菌さん背面の毛は有、長さは中、色は灰白、密度は密、質は繊維状である。
菌柄状部分は有。
培養温度21℃における最適培養期間は51日、栽培温度21℃における発生処理から子実体発生までの期間は10.9日である。
発生操作から2か月間の子実体乾燥収量は12.62kg/㎥、乾燥歩留まりは9.5％である。

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