作物部

業務の概要

 作物部では水稲、小麦、大豆の栽培技術に関する試験研究を行っており、特に省力・低コスト安定生産技術の開発などに取り組んでいます。
 

 

主な取り組み

水稲乾田直播栽培

種子を畑状態の水田に播種する栽培法で、育苗と移植作業を省略できるため、省力で低コストな栽培技術となります。当部ではV溝乾田直播栽培を中心に試験を行っており、「水稲V溝乾田直播栽培マニュアル」も作成していますので、新規に取り組みを行う場合は是非ご相談ください。

なお、県内の直播栽培面積は令和4年度で1,794haまで拡大しており、そのうち約7割で「乾田直播栽培」、約4割で湛水した水田に種子を播く「湛水直播栽培」が行われています。


水稲V溝乾田直播栽培の播種作業と出芽状況の画像

 

作況と作柄解析

水稲、小麦、大豆について、定期的に生育経過を調査・解析し、農家が適切な栽培管理を行うための指導情報として、調査結果を青森県農業・就業情報サイト「農なび青森」に掲載しています。このほか水稲では県内22地点のアメダス気象値から、その年の生育期間の気象特徴を明らかにし、生育・収量及び品質等に及ぼした影響の解析を行っています。

 水稲、大豆、小麦の作況試験圃の画像

 

水田の雑草防除法

水田雑草の防除に用いる除草剤を効果的に、かつ安全に使用するため試験を行っています。

除草剤試験圃場と達観調査を行っている画像


小麦・大豆の優良品種選定試験

現在栽培されている品種よりさらに優れた特性を持つ品種を選定します。主に収量性、品質(外観や収穫物を加工する際の品質)、栽培のしやすさ(機械作業性、病害虫への抵抗性、耐倒伏性など)に注目して評価しています。

小麦と大豆の奨励品種決定試験圃場の画像

 

最近の研究成果

 

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農研

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