スマート農業推進室

業務の概要

スマート農業推進室では、農業現場の労働力不足や高品質化に対応するため、水田を対象に、衛星リモートセンシング技術を利用した研究開発、スマート農機を利用した実証試験などを行っています。また、スマート農機の実演会等を行い、スマート農業の普及を支援しています。

 

 
主な取り組み

衛星画像を活用した「青天の霹靂」の生産支援

「青天の霹靂」では、高品質な米の生産を支援するため、関係機関が連携し、産地全体で、衛星データを活用した生産指導に取り組んでいます。
 当研究所では、衛星画像を基に、高品質米の生産に役立つ情報「①収穫適期、②食味(玄米タンパク質含有率)、③収量、④土壌肥沃度」を水田1枚ごとにデータ化するほか、データ活用のためのICTシステム「青天ナビ」の運用を担当しています。関係機関では、「青天ナビ」を利用して、データに基づいたきめ細かい生産指導を進めています。

青天ナビの表示画面の画像

 

青天ナビの施肥試指導画面

 

スマート農機を利用した水稲の省力作業体系の実証

水田作のスマート農機(ロボットトラクタ、ロボット可変施肥田植機、食味収量自動操舵コンバインなど)について、年間を通じて体系利用した場合の省力性や精度を評価するための実証試験を行っています。

 

最近の成果

「青天の霹靂」の高品質化と収量安定のため、衛星データを基に、栽培する水田の選択や施肥量の増減を自動でアドバイスするICTシステムを開発しました。2019年から、「青天の霹靂」の生産指導で活用が進んでいます。

 

農業用マルチローターによる水稲用一発除草剤「豆つぶ剤」(散布重量が1キロ粒剤の4分の1、フロアブル剤の2分の1)の散布について、省力的な散布方法と除草効果等を明らかにしました。   

 

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