令和2年度職員表彰受賞
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令和2年度青森県産業技術センター職員表彰 | |||
研究所名 | 受賞者 | 業績の名称 | 主な業績の概要 |
工業総合研究所 |
葛西裕 |
医療福祉関連産業創出のための医療訓練モデルの開発と実用化支援 |
マイクロサージャリーなどの高度な手術手技の訓練に使用する血管モデルの開発に取り組み、ヒトに近い強度と感触を有する極細の血管モデルを容易に製造できる方法を開発し、特許登録した。本技術は県内企業に技術移転し、製品化された。また、エコー下穿刺の操作訓練のための皮膚モデルの開発に県内企業と東北大学と共同で取り組み、鮮明に視認できる皮膚モデルを開発し、特許出願した。さらに量産技術を確立して製品化されたことにより、新型コロナウイルス治療に用いられる体外式膜型人工肺 「ECMO」の研修に活用された。 |
八戸工業研究所 |
村井博 |
FPGA電子回路技術による企業収益向上への貢献 |
企業における生産性の向上、コスト競争力強化、製品性能の向上を達成させるために、FPGA電子回路を駆使した研究および技術普及を行い、各企業の課題を個別に指導して解決した結果、インフラ監視装置向け模擬端末等5種類の製品が実用化された。また、高等学校の教諭への技術指導も行い、地元学生の育成につながる重要な役目を果たした。 |
りんご研究所 |
おうとう「ジュノハート」の高品質安定生産技術・普及促進研究チーム [弘前工業研究所] |
おうとう「ジュノハート」の高品質安定生産技術の開発と普及促進・ブランド化への貢献 |
おうとう「ジュノハート」について、摘果の目安、収穫適期を判別するカラーチャートなどの高品質安定生産技術を開発し、栽培マニュアルにまとめた。 |
畜産研究所 |
双子生産推進プロジェクトチーム |
顕微授精技術と割球分離技術を組み合わせた黒毛和種一卵性双子の誕生 |
種雄牛造成の短期化に向け、顕微授精と割球分離技術を組み合わせた遺伝的に同一とされる一卵性双子の作出に取り組み、レシピエント牛への2卵移植を経て平成31年1 月24日に健全な黒毛和種雄双子の誕生に成功した。国内では前例のない業績であり、現在6年かかる種雄牛の造成期間を、将来的に3年半に短縮することが期待できる技術である。 |
林業研究所 |
土屋慧 |
県産きのことして有望なアラゲキクラゲ新品種の開発 |
本県で初めてとなるアラゲキクラゲ新品種を開発し、令和2年3月に品種登録出願を行ったほか、栽培技術の普及に取り組んだことにより、林業研や県と県内27事業者等で構成する生産・販売振興会が発足し、令和2年7月に新たな県産きのこ「青森きくらげ」としての生産・販売することとなった。 |
水産総合研究所 |
ホタテガイ養殖漁場の波浪予測システム開発チーム |
ホタテガイ養殖漁場の波浪予測システム開発 |
平成26年から5年をかけて陸奥湾のホタテガイ養殖漁場における波浪データを収集、解析し、気象庁の予測値を補正することで、ホタテガイ養殖漁業者が利用可能な精度の高い波浪予測システムを構築した。令和元年から青森県海況気象情報総合提供システム(海ナビ@あおもり)で波浪予測値配信の本運用を開始した。 |
下北ブランド研究所 |
泉田哲志、相坂直美、 |
下北夏秋イチゴを利用した加工品開発と事業者支援 |
加工原料となる規格外の下北夏秋イチゴの保存方法や果汁の搾汁方法を確立した。「夏秋いちごサイダー」の商品化に向け、イチゴシロップの加工方法について技術指導を行うと共に、加工場の整備に関して導入機器や運用等について支援し、令和元年9月に「下北夏秋いちごサイザー」として商品化された。 |