令和6年度職員表彰受賞


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令和6年度青森県産業技術センター職員表彰
研究所名 受賞者 業績の名称 主な業績の概要

弘前工業研究所

小倉亮

「まほろば乳酸菌仕込み」製法の開発と普及

青森県内の自然(白神山地、八甲田山)から酒造に利用できる乳酸菌を分離・選抜し、その乳酸菌を活用した伝統製法に代わる新たな生酛系造りを開発した。
今回開発した製造法は酒造組合により「まほろば乳酸菌仕込み」と命名され、業界への普及・製造指導を行った結果、多数の清酒商品開発・販売につながり、酒類業界の振興に大きく寄与した。

農林総合研究所

飼料用米品種「ゆたかまる」の開発及び低コスト・省力多収栽培技術確立グループ

神田伸一郎、森山茂治、小林渡、木村利行、及川聡子、須藤充、上村豊和 、前田一春(現りんご研究所)、梶田啓(現りんご研究所)

多収でいもち病に極めて強い飼料用米品種「ゆたかまる」の開発と低コスト省力多収栽培技術の確立

「中生の早」熟期で、これまで作付けされていた飼料用米品種「みなゆたか」より明らかに多収で、耐倒伏性、いもち病抵抗性が極めて強く、また玄米が一般うるち米と明確な識別性がある飼料用米品種「ゆたかまる」を開発した。併せて、低コスト・省力栽培である高密度播種苗を用いた疎植栽培、乾田直播栽培等の施肥法等の栽培方法を明らかにし、低コスト・省力多収栽培技術を確立した。令和5年の「ゆたかまる」の作付面積は約4,700haであり、本県の飼料用米作付面積の約7割を占め、飼料用米専用品種として広く普及している。 

野菜研究所

 新藤潤一

ニンニクのチューリップサビダニ被害を抑制する効果的な防除法の開発

ニンニク茎葉におけるチューリップサビダニ(以下、サビダニ)の寄生部位の推移や、サビダニに有効な薬剤を明らかにし、農薬登録促進を図ると共に、使用時期や使用方法について検討を重ね、サビダニ被害を効果的に抑制できる防除体系を開発して現場指導を行い、良品生産に貢献した。

林業研究所

中島剛

マツ材線虫病抵抗性クロマツ品種の開発と種子供給に向けた取組

本県産抵抗性クロマツからの選抜及び他県産抵抗性品種同士の人工交配による品種育成に取り組み、本県で初めて一次検定合格木を選抜したほか、早期の抵抗性種苗の生産に向けて、他県産抵抗性クロマツによる採種園を造成し、令和5年度から種子供給を開始した。
このことは、人家や農地を守る海岸防災林への松食い虫被害拡大を防止し、安全・安心な生活や産業振興等に貢献する取組・成果である。

水産総合研究所

ほたてナビ開発チーム

吉田雅範、山内弘子、小谷健二、色川七瀬、高坂祐樹、扇田いずみ

陸奥湾ホタテガイ養殖支援システム「ほたてナビ」の開発

現在発行しているホタテガイ採苗速報は、3月下旬から毎週月曜日(基準日)にホタテガイラーバ調査等を行い、データ集計及び取りまとめを行い、毎週木曜日にホームページや紙ベースで情報提供しているが、「現場が求めるスピードに対応できていない、集計海域を細分化して欲しい」との漁業者からの要望に応え、海域を細分化してデータ集計を行い、より迅速に漁業者へ情報提供できる陸奥湾ホタテガイ養殖支援システム「ほたてナビ」を開発し、研究所のホームページ内で試験運用を開始した。
このことは、2年続いた採種不振を脱する一助となり、ホタテガイ産業の発展に貢献する取組・成果である。

  R6職員表彰式全体写真

 

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